V125ソレノイドバルブの内部

今回はCT業務から脱線しますが日々、通勤、買い物と大活躍のアドレスV125G(CF46A)の不調解決です。

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アイドリングが不安定になりお約束のインシュレーター破損かと思い確認したところ破損無し。
となればソレノイドバルブかと思い見たところバルブの反発がない。

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試しにCT撮影後、3Dモデルを作りましたがスプリングを確認できる画像がうまく出来ません。
X線は鉄、銅などの重金属が苦手で電磁コイル、磁石も金属の塊みたいなので苦手です。
スプリング単体ではOKですが質量の大きい物の中に有る質量の小さい物は画像化し難いです。

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CT撮影を行うときは位置決め用にテスト撮影をします。
テスト撮影時に透視画像が付帯するのでその時の画像で見たところ
赤丸部が何かがおかしい事に気付きました。

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バルブ部をバラしてみたところコイルスプリングが1巻折れてました。
これでテンションがかからずアイドリング不調となってるようです。

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そこでスプリングの交換を考えてたときパーツクリーナーのノズルが目に入りました。
バルブに入れたところピッタリ。

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2㎜ほどカットしてバルブの下駄代わりにして組み上げました。

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取り付け後は2ヶ月使用中ですが問題なし。
純正部品は4千円ちょい、これを高いと取るか安いと取るかは個々の判断で。

あくまで自己責任でお試しあれ。  それではまた。。。

 

 

X線ってなあに?

こんにちは、Web担当です。 さて、弊社はX線CTを使って仕事をさせていただいている訳ですが。

そもそもX線とは?X線CTとは何でしょう?

さて、X線やCTの仕組みについて私が知る限り一番簡単に解説しているページが以下にあります。

http://logmi.jp/82721

(ログミー様のページ)

なお、上記ページでは人間が固定されていて、検出器が回転していますが、生き物以外を扱っている弊社関連のCTは撮影物のほうが回転するようになっています。検出器を回転させることは大変なのですが、人間を高速回転させるわけにはいかないので、仕方なく医療用のCTは検出器が回転するようになっています。

ほかにも医療用と弊社が扱う工業用のCTには違いがあるのですが、それはまた別の機会に書きたいと思います。

X線CT内部観察

こんにちは、RPVです。

早速ですが下の画像はX線CTスキャナによる内部観察の一例です。

先日、折れてしまったので、参考にCTにてスキャンしてみたところ内部に隙間が点在していました。

ウィンド

カーボン製のシャフトでウィンドサーフィンに使用するユニバーサルエクステンションという道具です。

スキャンしたものは下の画像の下側の製品です。

P3030002

上側の製品は実際に折損したもので折損箇所がササクレだって観察不能だと判断し、下側の折れてない方を撮影してみました。

寸法計測機能にて計測したところ長手方向で4mmくらいで隙間が0.3mm確認できました。

ユニバーサル

ユニバーサル2

この隙間が良いか悪いかはわかりませんが、ユーザーとしては無いほうがありがたいですね。

皆様の参考になれば幸いです。